薬に頼る

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diary

薬に頼るのが苦手だ。

なるたけ自然に任せるというか、自分の体調なり精神を操作したくない。

覚醒剤や精神安定剤に頼る人は心の弱い人だと思っているし、愚かな行為だと思っている。

でもだよ。 人の心や体調も所詮ホルモンや脳内麻薬で左右されている。

外部から摂取するか、内部で作るかの違いだ。

前後不覚になって、人に迷惑をかける行為は言語道断(お互いに気持ちよく過ごすために、ある程度制限されなければならない。当然だろ)だけれど、自分のなりたい状態になるのに薬の力を借りてもいいのではないだろうか。

例えば僕は、運動すると溌剌とした気分になるし、自慰をすればとても気持ちがよくなる。

でも、それはアナログな手順を踏んでいるだけで、本質的には変わりがない。

元気になる薬を処方してもらえばいいし、もっと簡単に脳内麻薬をドバドバだせる方法があればそれを選択するかも知れない。

僕と薬漬けの人との境界はどこにあるのだろう。

今はそういうことをするには違法性のあるものに手を出す可能性が高い訳だけれども、遠くない将来脳に電極をぶっさしてすべて事足りる世界がくるかもしれない。

その世界でも僕は人工的なものに頼り自分を変えることに嫌悪感を持つのだろうか。