救急隊員に不審な目で見られるの巻

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仕事を休んで寝込んでいた母を置いて、弟と共にスーパーへ買い出しへ、母さんが寝込んでいてもなんとかやっていけるのではないかと、ルンルン気分で帰宅してマンションの駐車場へ車をとめている時に救急車のサイレンが鳴り響いた。

うわー、めっちゃ近いなぁ、この近所老人が多いからまた誰か倒れたかなぁとお気楽に思っていたら、ピタリと自宅マンション前に停車。

母さんは辛そうにしていて、ヤバいと思ったら救急車を呼びなさいと携帯電話を握りしめさせて外出してきたので、さもありなんと思って、急いで救急隊員に駆け寄って、尋ねる。

「ここのマンションの住民なんですが、何号室の人から電話ありました?」

「いやっ、ちょっとそういったことはお答えできないんですよ」

そして僕を無視して階段を駆け上がる男性隊員。

いかんファーストコンタクトの仕方を誤った。

階段前で周章狼狽していたら、女性隊員が気付いてくれて、やっと通報した母の息子だということを把握してもらえた。

急いでスーパーのレジ袋の中身を冷蔵庫へ放り込んで、救急車に飛び乗る。

僕が乗ったらすぐに出発と思いきや、救急車は停車したまんま。

どうやら、搬送先の病院が決まらず各所に電話しているようだ。

近くの病院は他の重体患者がいて受け入れてくれない。

母は顔面蒼白で、しきりにお腹が痛い、寒いと言い続け、時折吐いている。

救急隊員の電話はたらい回しされて、五回目くらいの電話でやっと搬送先が決まって発進。

十五分くらい停車していたかな。

母が心配で時間の進み方が速く感じていたかもしれないが、それでも時間がかかりすぎていると思った。

現場の救急隊員はベストを尽くしてくれていたと思う。

問題は情報伝達系のアナログさ加減だと思った。

電話でいちいち患者の容態を報告してから、向こうの病院の混み具合を確認して、また違う病院へ電話して最初から説明して。

せめて一括して情報を発信して、現時点での受け入れ可能な病院の中で一番近い病院へ、誘導してくれるシステムが必要なのではないか。

過剰反応かもしれないが、ちょっと不信感を抱いてしまいました。