笑いのセンス

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笑うという感覚は共通の下地が必要だ。

例えば仲間意識、共通の趣味・話題、学問、思想その他諸々。

面白いこと単体では笑うという感覚までは行き着かない。

分かってくれる、分かってやれる誰かが必要だ。

漫才やコントなどは笑うことへの絶対条件、情報もしくは空気の共有を行うために前振りがあるのだし、一発ギャグなどもその場の雰囲気、それ以前の流れ、その一発ギャグがたくさんの人々に笑われてきたという過去認識、ギャグを言った人そのものへの共感などがないと笑えない。

突飛なことだけでは驚き、不快しか感じないけれど、それから前後の文脈の繋がりを発見して安堵し、初めて笑うという感覚が呼び起こされる。

安心と似た感覚だろうか。

なので身近な人に笑って貰おうとする場合、まずその人に興味を持ち、ある程度その人の世界観を自分の物にすることが近道だと思う。